もうひとつモロッコでの大きな出来事のお話。
モロッコにて4泊目の
世界遺産の街 アイト・ベン・ハッドゥーのリヤドに到着した後くらいから
だんだん体調が危険になってきた私。。。。
夕飯も食べれずグッタリしていて 薬飲んでみたけど吐いちゃって。。。
そして翌朝
1日ほとんど食べてないのでだいぶ落ち着いてはきたけど
世界遺産の要塞の街にもテンションがあがらず(笑)
でも~
モロッコで買いたかった物が売ってる場所では
どうにか頑張って下車し買いました!!
ダマスクローズの村でローズオットーのエッセンシャルオイル
少女たちが手搾りしているアルガンオイル
でもでも
素晴らしい景色なんだからちゃんと見てよ!!と
ガイドさんにいくら言われても
車中ではグッタリ 車酔いも怖いから助手席に座らせてもらい
グーグー寝てました。。。 もったいないよね^^;
そんな道中 とあるアクシデントに巻き込まれ
詳しくは書きませんが
車内に3~4時間くらい閉じ込められ アラビア語の喧嘩
運転席に乗り込みワーワー言って私たちの車を運転し始める見知らぬアラブ人の男。。。
「今日はここから動けないかもしれない。。。」とか言ってくれちゃうガイドさん。。。
今思えば、一歩間違えば国際ニュース??
そんなスペクタクルな出来事も
喧噪の中、生還した我らがドライバーさんの正義感?勇気??と
華麗なドライビングテクニックで脱出し
無事その日のうちにマラケシュのホテルに到着できました。
いや~~ 今思ってもあのドライビングテクニックはマジックみたいだった!!
そんなハードボイルド映画のワンシーンみたいなシュチエーションで
私がやけに冷静に思ったのは
人はとことん無力だと恐怖すら感じないんだよね~
その時の私はかなり具合が悪く
しかもアフリカ大陸の 周りには何もないような荒野で
アラビア語の男たちがワーワーなんかわめいていて
まったく私にはどうしようもない訳で
状況を眺めているしかない訳で。。。。
そうするとビックリするくらい全然怖くないんだよね~
よ~~く考えたらきっと怖い思いをしたんだろうけど、、、、
私たち二人ともただただポカーン(笑)
それより私の中では、自分の吐き気や頭痛の方が大きな問題なんだよね
人間は 「死にたくない」って本能があると思う。
あの状況で、より深刻にわが身を危険にさらしていたのは
身の上に起きているデンジャラスな出来事ではなく
私の尋常じゃない嘔吐と下痢だったんだと思う!!
人は無力を自覚すると色んな感覚が研ぎ澄まされるんじゃないだろうか?
自分は無力だと自覚することは 何よりも自分の強さになると思った!
そして私の体は必至で生きたい!!!ってシグナルを出してくる。
だから体に入れてはいけないものを口にすると直ぐに吐いちゃうし
OKだと吐かない。
スゴイよね!!
身体は生きるために吐くし、生きるために発熱するし
生きようよ!と言って手の震えがでる。
そしてそれをどうすればいいかは、自分の体が一番よく分かってる。
私の自然治癒力 ブラボーーーーー!!!
あんな状態から、薬も飲まず病院にもいかず
こんなに回復するなんて!!
回復したとはいえ
まだまだの体調での長時間のフライトも終わりに近づき
飛行機の窓から富士山が見えた時の感動~~~!!!!
「富士は日本一の山~~~♪♪」と思わず心の中で唄っちゃった^^;;
私は何人であろうと、まったく関係ないと思っていたけど
やっぱり私は日本人なんだな。。。。
しかもビックリするくらい日本が大好き!!
故郷 日本なんだよね!!!
私は帰る場所があるからこそ、異国に憧れ、旅に出たがるんだと思った。
私が産まれた場所を素晴らしいところだと確認するために
私の源を愛するために。。。。。
日本に帰って来てからも、しばらく調子が悪かったんだけど
徐々に徐々に回復していく
自分の自然治癒力を観察し 感動しております。
ありがとう 私の身体!!!
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余談ですけど帰り トランジットで寄ったドバイの空港で
千原兄弟のお兄ちゃん セージさん に合いました。
彼はTVと同じく派手なジャージを着て「ガハハハ」と笑ってました。
そんな彼が、グッタリしていた私には眩しかった~~~(笑
彼がアフリカに行くTV番組は好きで見てたんだけど、
改めて、彼を尊敬~~~~~!!
あのガサツさ?? は生きるエネルギーそのものなんだと思う!!
モロッコの人々と同じく 生きる!!というエネルギーはなんと素晴らしいんだろう!!
私に欠落していたもののひとつでもあります^^;
生きる!! って すごくシンプルで エネルギーに満ち溢れていて
尊く 素晴らしいこと。
ほんとうに 今回の旅は 多くの気づきの旅でした。
全ての出会いに感謝